富士通ライフブックP727のCMOS電池交換を承りました。
CMOS電池もしくはRTCバッテリーとは、パソコンの設定状態を保存したり、内部の時計を動作させるための電池の事です。
これが寿命を迎えると画面に警告メッセージが現れたり、パソコンが起動しなくなったりします。
およそ8年くらいで寿命を迎える事が多いのですが、早い物では購入後3~4年で寿命となる場合もあります。

各種様々な形状や仕様があって、100円ショップで入手できるものもあれば、中国などからの取り寄せが必要な場合もあります。
困ってしまうのがマザーボードに接続するコネクタ形状で、急ぎの場合はコネクタのみ交換してしまう場合もあります。

寸法で追った結果、電池はCR1632、コネクタはヒロセのDF13-2S-1.25で良さそうです。
ただ今回、電源ケーブルを外してのバッテリー駆動が出来なくなった問題もあったのですが、これはマザーボードの経年劣化に起因し、保安上おいそれと手を出せる修理ではないと判断。
マザーボード修理となると、同一モデルの中古価格以上の費用となりかねない事をお客様にご説明。
今回はCMOS電池交換のみとして、部品・工賃・税込で2千円でご了承いただく事にしました。