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DELL inspiron15 の画面ヒンジ修理(樹脂修繕)

パソコン修理

液晶画面ヒンジ修理

PC修理の中でも、苦手な修理屋さんの多いのがヒンジ修理です。
液晶パネルと本体を繋ぐ、非常に負荷のかかる箇所なのですが、なぜか年々こちらの強度が著しく低いノートPCが増えてきています。
スリムでデザイン性を優先しているのだと思いますが、普通に使っていてもまずは壊れている事が多く、当店ではメモリーや電池、ハードディスク交換で本体パネルを開ける修理の際には、必ずチェックするよう、お預かり用紙にはチェック項目を必須としています。当店が壊した、と誤解されないような予防措置ですが、それぐらいひび割れや破損が多いのがヒンジです。

ところが割れたり欠損したプラスチックを修復する、というのは元々PC修理を行う業者としては門外漢の分野です。ソフトウェアが得意な人、チップやはんだ付けなどの電装系が得意な人は多くいても、樹脂などは模型を趣味とするような人でないとなかなか得意とは言えません。
当店店長は、得意とは言いにくいながらも樹脂加工は長年別の仕事で行ってきたので、ヒンジ修理などは相当数こなしています。
とはいえ、新品同様にパカパカとヒンジを開けると、修繕した箇所の隣の元々脆かった部分が壊れる事もあるので、直した箇所では慎重な取り扱いを必要とすることをお願いした上で受注する事にしています。

DELL inspiron15 3525

写真右下のヒンジ部分を止める樹脂が壊れ、完全に抜けています。

かなり動きが固く、樹脂に負荷がかかっていました。

ヒンジのネジを少し緩めて、樹脂への負荷を軽減させます。

すり合わせ部分を逃がして樹脂を多めに盛り付けて固定。
多めに盛って、後でカッターとリューターで削ります。

まだバリが残っていますが、これもカッターと薄手の平ヤスリで成形。

余談ですが、ヒンジが壊れているPCの修理では、樹脂修繕は行わず、外装を新品部品に全交換する以外行わない修理屋さんも少なからずおります。樹脂修繕が苦手だったり面倒だったりするので、そういう業者さんの対応も理解できます。
パーツが手に入る事が前提ですが、DELLやLenovoなど全世界に出回っている製品では部品入手も楽なので、綺麗に治したりモバイル用途でヘヴィに使い回すなら全交換を当店でもお勧めしています。
しかしながら安くても3万円はかかってしまうので、外装全交換はお金に余裕があるか、まだ買って年数が経っていない製品でないと踏み切れません。
あまり持ち歩かず、置く場所も決まっている場合は、今回のような樹脂修繕も一つの方法だと思います。

今回の修理費用:8千円(税・樹脂材料込)

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